たゆたえども沈まず 原田マハ
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原田マハさんの小説「たゆたえども沈まず」を読みました。
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344031944/
なんと今回は図書館の本ではなく、ちゃんと本屋さんで買った本です笑
あらすじなどは上記HPなどから確認していただくとして、早速感想から。
まずフィクションといえど事実との噛み合わせが本当に上手くて、ゴッホの簡単な年譜を見たあとだと実話かと勘違いしてしまうほどでした。
さらにゴッホ達が生きていた19世紀のパリの様子が、まるで実際に見てきたかのように毎回詳細に文章で表現されていて、個人的な感想ですけど取材にも時間をかけたんだろうなと思います。
物語の流れはゴッホの年譜通り、正直最後まで暗い感じに進んで行きますが。今はこんなにも有名なゴッホも我々と同じか、それ以上に誰にも認められない人生を歩んでいたんだなと想像できますし、彼を取り巻く人たちの苦労もまた小説のように相当なものだっただろうと思います。
同時に絵は確かに1人で制作するものですが、周りの誰かの影響は必ずどこかで受けていて、ゴッホの絵も例外ではないんだと実感できました。だから絵を鑑賞するときに時代背景を感じるのはもちろん、画家と周りの色んな要素が絡み合って完成したものとして、もっとじっくり観察していきたいです。これからは!
決して絵に詳しい私ではありませんが、これからはより興味を持って絵を鑑賞できるはず…!
何より絵自体を宝物のように貴重なものとして感じていきたいです。
画家のゴッホについてもっと深く知りたくなりましたし。画家と美術に対する自分なりの知識を深めていきたくなる。最後にはそう思わせてくれる小説でした。
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